トレーニングを行う上で、シューズは欠かせない存在です。安定感やグリップ力が足元から生まれることで、スクワットやデッドリフトなどの動作も正しく行いやすくなります。逆に、不安定なシューズや用途が合っていないシューズだと、余計な負担がかかったり、ケガのリスクも高まります。
もちろん、ランニングシューズやバスケットシューズでトレーニングをしても「ダメ」というわけではありません。ただし、それぞれのシューズには本来の目的があり、やはりトレーニングに特化したシューズには“動きやすさ”や“安心感”という大きなメリットがあります。
トレーニングシューズを履くメリット
• 地面をしっかり踏み込める安定性
• 関節や筋肉への負担を軽減するクッション性
• 瞬発的な動きにも対応できるグリップ力
これらの要素が揃うことで、フォームを正しく保ちやすくなり、結果的にパフォーマンスも高めやすくなります。
ファンクショナルトレーニングにおけるメリット
irie gymでは、TRXやBOSU、バランスボールを使った体幹トレーニングを日常的に取り入れています。こうした「ファンクショナル」な動きは、ただ筋肉を鍛えるだけではなく、全身の連動性や安定性を養うものです。その際にトレーニングシューズを履くメリットはとても大きいです。
• 横方向や斜め方向の動きに対応:ランニングシューズのように前方向だけに強い設計ではなく、多方向の動きに適応できる。
• 不安定な環境での安定感:BOSUや片足立ち系のトレーニングでは、フラットで安定性の高いソールが体幹を使いやすくしてくれる。
• 力を正しく伝える:地面を掴む感覚が強まることで、体幹から末端まで力の伝達がスムーズになり、効率的な動きが可能になる。
結果的に、体幹を軸とした「動ける体づくり」において、トレーニングシューズは土台を固める重要な役割を果たします。
LeBron TR1の登場
今回ブログの最初に出てくる写真は、たまたまお客様が新しく購入された「LeBron TR1」。レブロンシリーズとしては珍しい、トレーニングカテゴリーに登場したモデルです。軽さと安定感の両立、そして特徴的なアウトソールのグリップ性能が魅力的で、ジム内トレーニングとの相性も良さそうです。
「バスケットのイメージが強いレブロンモデルから、こうしたトレーニング専用シューズが出るのか」という意味でも、新鮮でちょっとワクワクします。
……正直、お客様が履いているのを見て、僕も欲しくなりました(笑)。
僕の愛用シューズ:ナイキ フリーメトコン
ちなみに僕自身は、長い間ナイキのフリーメトコンシリーズを愛用しています。動きやすさと耐久性のバランスが良く、ファンクショナルな体幹トレーニングでも抜群の安定感を発揮してくれるシューズです。個人的には「ジムで一番信頼している相棒」といっても過言ではありません。

シューズで変わるトレーニング
シューズはトレーニングの“土台”を作るもの。ランニングシューズや他のスポーツシューズでも代用は可能ですが、ファンクショナルな体幹トレーニングを含め、やはりトレーニング専用シューズを選ぶことで、安全性も快適性も大きく変わってきます。
今回取り上げたLeBron TR1のような新しい選択肢も出てきていますし、僕が使っているメトコンのような定番モデルもあります。もちろんナイキ以外のブランドにも、それぞれ特徴的なトレーニングシューズが揃っています。ぜひ自分のスタイルに合った一足を見つけて、日々のトレーニングをさらに充実させてください。