先週末、ついに新しいApple Watchが発売となりました。皆さんの中には、メールやLINEの通知を受け取るだけの“腕時計”として使っている方も多いのではないでしょうか?
それ、実はものすごくもったいないんです。
アップルウォッチは、“今の自分の体の状態”を知るための、最高のツールです。
僕自身、こう使ってます
アップルウォッチを「ただの活動量計」として使うのは、本当に惜しい。僕自身は、以下の2つにフォーカスして活用しています:
1)ワークアウト中の心拍数モニタリング
トレーニング中は、心拍数=エンジンの出力です。
特に、以下のような目的で活用しています:
• Zone2トレーニング(脂肪燃焼ゾーン)の管理
→ 呼吸は楽なのに効いている状態を心拍で把握
• 高強度インターバル(HIIT)時の負荷管理
→ 無酸素か回復しているかをチェック
• レスト時間の“感覚”ではなく“回復度”で調整
→ 次のセットに入るタイミングを心拍で判断
つまり、「今どのくらい頑張っているか」「疲れているか」が、数字で“見える”わけです。このデータを基に、僕はトレーニングの強度・目的・順番まで調整しています。
2)睡眠の可視化と、翌日のパフォーマンスを設計
Apple Watchでは、睡眠の深さや心拍変動(HRV)、呼吸数、手首の皮膚温なども自動でトラッキングできます。
僕はこれを使って:
• 疲労の蓄積具合や自律神経の回復度を把握
→ 睡眠中のHRVが低下、トレーニングは軽めに
• 「寝た時間」ではなく「質」をチェック
→ 7時間寝ても「深い睡眠」が少ないときは注意
• オーバートレーニングの兆候を事前に察知
→ 心拍が高い、呼吸数が多い=体が何かと戦っている可能性あり
こういった回復指標の分析を、毎朝のルーティンにしています。Oura RingやGarminにも近い精度で、Apple Watchでも十分にできます。
ダイエットやボディメイクに、アップルウォッチはこう活かせる
アップルウォッチは、自分の体調を“見える化”するツールです。
たとえばこんな使い方ができます:
• 心拍数を見ながらウォーキングやジョギング
→ 脂肪燃焼ゾーン(Zone2)で無理なく運動を継続できる
• スタンドアラートやアクティビティリングを使った行動習慣化
→ 「今日あと10分歩こう」など、小さな行動の積み重ねを促してくれる
• 睡眠データから、翌日のトレーニング強度を判断
→ 今日はリカバリーデーにしよう、など計画的に身体と向き合える
• ストレスが溜まっているときの自覚につながる
→ 呼吸数やHRVを見れば「今日は無理しない方がいいかも」と気づける
体の声を“感覚”から“データ”へ
健康管理やボディメイクは、「なんとなく」や「気合い」で続ける時代ではなくなっています。アップルウォッチを活用すれば、トレーニングも日々の体調管理も「感覚」から「データ」に変わります。
そしてもちろん、こうした使い方はApple Watchだけの話ではなく、GarminやOura Ring、WHOOPなどのウェアラブルデバイスでも同様に実践可能です。
大切なのは、自分の目的に合ったツールを選び、正しく活用すること。「今日はどんなトレーニングをすべきか?」「休むべきか?」を、感覚ではなく根拠あるデータで判断できることが最大のメリットです。
気になる方は、ジムで実際の使い方などもお伝えできます。デバイスを“ただ身につけるだけ”から、“自分の体を知る武器”に変えていきましょう!