コーヒーとトレーニング

休日のカフェタイムや、いただいたコーヒー豆をゆっくり楽しむ時間は、僕にとって特別です。

ジムのお客様にもコーヒー好きな方が多く、「コーヒーって体にいいんですか?」「運動前に飲んでいいんですか?」と聞かれることがよくあります。

そこで今回は、僕自身の体感と、最近見つけた医師による興味深い記事をもとに、コーヒーとトレーニングの関係について、科学的な側面も交えてお話ししていきたいと思います。

コーヒーの力を引き出す「カフェイン」のはたらき

コーヒーとトレーニングの相性の良さは、主にカフェインの働きによるものです。カフェインには以下のような作用があり、運動時のパフォーマンスをサポートします。

• 集中力や注意力を高める(中枢神経への刺激)
• 脂肪の代謝を高める(脂肪燃焼の促進)
• 筋力や持久力の一時的な向上
• 疲労感の軽減(知覚的疲労の抑制)

実際に、運動の30〜60分前にコーヒーを1〜2杯飲むことで、集中力が増し、動きやすくなったという感想を持つ方は多く、有酸素運動や高強度インターバルトレーニング(HIIT)との相性が良いとも言われています。

科学的にも支持される「コーヒーの健康効果」

最近、北品川藤クリニックの石原藤樹医師による記事を読んで、改めてコーヒーの持つ力を感じました。記事では、コーヒーが「最強の健康飲料」とまで表現されており、以下のような研究結果が紹介されていました。

• 2012年、米国の医学誌『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディシン』に掲載された論文では、1日6杯以上コーヒーを飲む人は、飲まない人に比べて総死亡リスクが低い(男性10%、女性15%)という結果も報告されています。

とはいえ、これはあくまで統計上の相関であり、誰にとっても6杯以上が良いというわけではありません。一般的には、1日3〜4杯までが健康的な範囲とされており、それを超えると人によっては胃の不調や不眠、動悸といった影響が出る可能性もあります。

こうした研究を踏まえると、コーヒーは嗜好品というだけでなく、飲み方次第で健康づくりに役立ってくれることもありそうです。

正直、僕自身も「1日6杯以上」は少し多いな…と感じますが(笑)、適量を守って生活の一部として楽しむ分には、身体にとって十分プラスになるというのが、最近の研究から見えてくるポイントです。

飲みすぎはNG? 健康的な飲み方とは

健康効果があるとはいえ、やはり「量とタイミング」が大切です。以下の点を意識することで、コーヒーのメリットを安心して活かせます。

• 目安は1日3〜4杯まで(体質によっても調整を)
• 空腹時の摂取は避ける(胃の刺激を減らす)
• 妊娠中・授乳中の方や、不整脈のある方はカフェインレスがおすすめ
• 甘いカフェラテや砂糖の入れすぎには注意(カロリーや血糖値の影響)

特にトレーニングと組み合わせるなら、無糖のブラックコーヒーが最もおすすめです。甘味を加えるなら、ハチミツや豆乳を使ったアレンジも良いですね。

僕自身のスタンスと、皆さんへのおすすめ

僕は日常的にコーヒーを飲む習慣はありませんが、休日のリフレッシュタイムや、いただいた豆を淹れて飲む時間は大切にしています。

そんなふうに「コーヒーを楽しむ」という感覚は、心の健康にもつながるものだと思っています。
また、必要に応じてトレーニング前に活用すれば、集中力や出力アップを後押ししてくれる、“自然なブースター”にもなってくれそうです。

トレーニング前に適量飲めば、集中力や脂肪燃焼、パフォーマンスの向上が期待できますし、日常的に無理なく楽しむことで、心も体も整いやすくなります。

irie gymでは、ただ鍛えるだけでなく、「どう過ごすか」や「どう整えるか」といった日常の質も大切にしています。コーヒーも、あなたの生活を少しだけ豊かにしてくれるツールのひとつかもしれません。

気になる方は、ぜひ自分に合った“ちょうどいい飲み方”を見つけてみてください。

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